GLCに続いて、新しいエントリーモデルの「Core」がGLEにも登場。極上の走り、高度なオフロード性能・安全性はそのままに、厳選された装備とインテリアを備えた一台だ。さらには従来のエントリーモデルであるGLE 300 dも刷新。5人乗りが標準仕様になるなど、今回のアップデートでさらに魅力的なプレミアムSUVに仕上がった。

photos : UTSUMI
words : Kazuhiro Nanyo

オン・オフをスタイリッシュに過ごす

夏が本格化するのを前に、プレミアムSUV&クーペである「GLE」の嬉しいニュースが2つも飛び込んできた。まずは「Core」グレードの追加により、「GLE 450 d 4MATIC Sports Core (ISG)」、「GLE 450 d 4MATIC Coupé Sports Core(ISG)」の2車種をリリース。さらには従来のエントリーモデルであるGLE d 300にも魅力を高める装備のアップデートが行われ、新たな「GLE 300 d 4MATIC(ISG)」が誕生したのである。

どちらもエキサイティングなニュースだが、まずはCoreから見ていこう。既存ラインナップの標準装備や内外装のオプションで必要不可欠なものを見極めるアプローチは、先んじてCoreグレードを導入したGLCと同じと思われるかもしれない。しかしEクラスに連なるプレミアムモデルの車格を備えたGLEシリーズでは、その内容が大きく異なる。スポーティかつパワフルなエクステリア、そしてワンランク上の上質感あふれるインテリア、さらにはオンロード、オフロードを選ばない優れた走行性能や抜群の積載能力、3列目シートも備えており、仕事やショッピングなどのデイリーユースのみならず、週末の“遊び”にも真剣かつスタイリッシュに臨める、うれしいアップデートとなっているのである。

洗練された空間を演出するインテリア

Coreのベースにある従来モデルは、AMGラインのインテリアを採用し、D型の本革巻きスポーツステアリングにラバースタッド付きのスポーツペダルといった操作系に加えて、ダッシュボードからセンターコンソール、ドアパネルにいたる加飾はダークなアンスラサイトオークウッドと、いわばスポーティでコントラストのはっきりした内装だった。

しかし、Coreでは打って変わって、ダッシュボードのパネルを温かみのあるブラウンウォールナットウッドに変更。さらにステアリングも、本革巻きはそのままながら形状は真円型に、足元のペダルも通常タイプとなり、全体的にエレガント志向のデザインに落ち着いているのが特徴だ。

さらにシートについても、これまでの本革/ナッパレザー仕様から本革の手触りと風合いを兼ね備えた「レザーARTICO」に変更。SUVモデルには、マキアートベージュとバヒアブラウン、そしてブラックの異なる3色からセレクトが可能で、開放的な明るいトーンからストイックなダークトーンまで、オーナーの好みをより反映させられる設定となっている。一方、Coupéでは、レザーARITCOのブラックを採用している。このレザーARTICOは、耐水性に優れておりメンテナンスが容易であるため、アウトドア系アクティビティとの親和性は非常に高い。

対して、外装色はともにメタリック系のオブシディアンブラックと有償オプションのMANUFAKTURオパリスホワイトをラインアップ。どちらのカラーであっても、ゴルフ、ラグジュアリーホテル、アウトドアなどのオン/オフやTPOを選ぶことなく、その場にしっくりとたたずむ唯一無二の存在感を放ってくれることは間違いない。

高次元のエクステリア、走行性能

インテリアおよび外装色の変更はあるものの、絶大な人気を誇るAMGラインのエクステリアを継承するGLE 450 d 4MATIC Sports Coreと同クーペには、21インチAMGアルミホイールやパノラミックスライディングルーフ、AIRMATICサスペンションやアダプティブダンピングシステムといった、GLEらしい極上の快適さとスポーティな走りを担保する機能が、微塵も妥協することなく標準装備されている。

また、SUVモデルには、後席2列目も6ウェイパワーシート、3列目シートも標準で、快適な後席空間を実現している。旅行や家族イベントが増える夏を前に、ティーン以上の大きな子どもでもストレスフリーで乗車できるキャパシティはもちろんだが、例えばゴルフのように、同僚や友人を後席に乗せる機会が多いドライバーにとっても、またとない気づかいとなっている。

Core(=核)の名前のとおり、オーナーがクルマに期待する真髄すべてを備えたモデルこそが、今回リリースされたGLE 450 d 4MATIC Sports Core、GLE 450 d 4MATIC Coupé Sports Coreといえるだろう。

刷新したGLE 300 dも魅力

前述の通り、もうひとつ見逃せないニュースが、エントリーグレード「GLE 300 d 4MATIC(ISG)」 の刷新だ。3列目シートを有償オプション化、つまり他グレードで標準の7人乗り仕様でなく5人乗りを選択可能としつつ、パノラミックスライディングルーフや2列目に6ウェイパワーシートをオプション選択できるようにし、より魅力的な価格にアップデートされた。直列4気筒ディーゼルの軽快な走りとGLEらしいホスピタリティも備え、レジャーも街乗りも存分に楽しめるモデルとなっている。

いずれのモデルにも共通する重要な変更は、安全運転支援システムのブラッシュアップだ。衝撃被害軽減ブレーキの国際基準(UN-R 152)が採択されたことを踏まえ、運転支援機能はレーダーセーフティパッケージから新しい世代のドライビングアシスタンスパッケージへ変更されている。これにより前方レーダーセンサーを中距離レーダーに統合するなど 、機能的な重複を廃する方向性でもある。例えば、従来アクティブ ディスタンス アシスト ディストロニックは、最大210㎞/hにまで対応していたが、現実的な160㎞/hに引き下げられた。一方でアクティブレーンキーピングアシストの精度は向上させ、緊急回避補助はドライバー主導から車両主導となるなど、機能の適正化が図られている。

「安心安全」は受け身ではなく、最新のパフォーマンスに下支えされた安全性と快適性というメルセデス・ベンツの哲学を、ビジネスや社交の場から家族とのひと時まで、フィールドやシーンを選ばず体現するGLE。その進化にいささかのブレもない。

ABOUT CAR

GLE 450 d 4MATIC Sports Core(ISG)/GLE 450 d 4MATIC Coupé Sports Core(ISG)

GLEは、EクラスファミリーのSUVとして位置づけられるプレミアムモデル。1998年に誕生した「Mクラス」の後継モデルとして進化を遂げている。SUVらしい力強さとスポーティネスを表現したエクステリアデザイン、上質感あふれる内装、オン&オフともに優れた走行性能を備えている。
GLE 450 d 4MATIC Sports Core(ISG)/GLE 450 d 4MATIC Coupé Sports Core(ISG)

GLE 300 d 4MATIC(ISG)

「プレミアムSUV」にふさわしい、デザイン、走行性能、インフォテインメントシステムはそのままに、メーカー希望小売価格を1,268万円(税込)から1,147万円(税込)へと魅力的な価格設定に変更。GLEの世界観を余すことなく引き継ぎつつ、よりアクセスしやすいモデルとなった。
GLE 300 d 4MATIC(ISG)

※ 車両の仕様・装備は、撮影時点の仕様であり、日本仕様と異なる場合があります。