日本、海外を問わず“美しい道”を写真に収めることをミッションに掲げてきた写真家・五條伴好さん。その五條さんと「日本で最も美しい峠道」を目指すドライブに、メルセデスAMG C 43 4MATICで出かけた。
photo: Banko Gojo
words: Takeshi Sato
目指す目的地は「磐梯吾妻スカイライン」
写真家の五條伴好さんは、国内外の美しい道を撮り続けてきた。クルマ好きでもある五條さんが撮る写真はただ美しいだけでなく、その道を自分でハンドルを握って走ってみたくなるような、エモーショナルな魅力にあふれている。
今回は、その五條さんと「日本で最も美しい峠道」の撮影をするドライブに出た。逐一変わる天気予報とにらめっこしながら目的地に定めたのは、福島県の磐梯朝日国立公園に位置する磐梯吾妻スカイライン。なかでも中間地点にあたる、標高1600メートル付近の浄土平は火山噴火によって生成された火山高原で、非日常的な景色を見ることができるという。
長距離ドライブをサポートする機能の数々
「ハイ、メルセデス」と呼びかけて、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)を起動。目的地を浄土平ビジターセンターに定める。MBUXは声による操作で目的地設定も、エアコンの温度調整もスムーズにこなしてくれる。
都心を出発して、メルセデスAMG C 43 4MATICは、東北自動車道を北上する。最高出力408psの余裕あるエンジンと、速度が上がるほど安定するように感じられる乗り心地のおかげで、ドライブは快適だ。
そして、優れたエンジンと足まわりだけでなく、「インテリジェントドライブ」と呼ばれる安全運転支援システムが、長距離ドライブをサポートしてくれる。
まず、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」を作動させる。するとメルセデスAMG C 43 4MATICは前を走るクルマと適切な距離を保ってくれる。先行車両が減速しても、アクセルとブレーキを制御して滑らかにスピードを落とし、車間距離をキープする。仮に渋滞に遭遇して先行車両が停車すると、こちらも停止。停止から30秒以内であれば、アクセルを踏まなくても再発進する。
また「アクティブステアリングアシスト」も、高速走行を大いに助けてくれる。これは、道路の曲がり具合や先行車両、あるいはガードレールなどを認識して、車線内をしっかり走るようにハンドル操作をアシストする機能。「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」とあわせて、長距離ドライブの疲労が大いに低減される。
東北自動車道を走りながらありがたかったのが、「トラフィックサインアシスト」。これは制限速度などの標識を読み取る機能で、制限速度を超えると警告音でドライバーに注意を促してくれる。東北自動車道は最高速度が120km/hの区間もあれば、100km/hの区間もあるので、この機能は大いに役立った。
もうひとつ、斜め後方の死角にクルマがいることを知らせる「アクティブブラインドスポットアシスト」も、安心・安全に貢献してくれる。
F1由来の技術でワインディングも楽々
磐越自動車道を経由して磐越熱海ICを出る。ここからは約50kmにわたってワインディングロードが続く。メルセデスAMG C 43 4MATICの全長4785mmというサイズは、日本のワインディングロードにもぴったり。F1で磨き上げた「エレクトリックエキゾスートガスターボチャージャー」のおかげで、アクセル操作に対して電光石火のレスポンスで反応してくれる。
そして4MATICという先進的な4輪駆動システムが、エンジンの大パワーを一滴も無駄にすることなく路面に伝えてくれる。狙ったラインを寸分違わずトレースできるハンドリング性能も、実にエキサイティングだ。
美しい朝焼けに彩られたCクラス
こうして楽しく磐梯吾妻スカイラインを登り、「浄土平まで4km」という看板を通過すると、周囲の景色が荒涼としたものに変化していく。直後に朝日に照らされた浄土平に到着すると、そこには見たことのない景色が広がっていた。
もともとこの一帯は信仰の山として栄えた歴史があり、参拝のために山を登る人々がまるで極楽のように感じたことからこの地名になったという。それも十分納得できる景色だった。
五條さんによれば、「今日は風が強いせいでガスることがなく、撮影には良好なコンディション」とのこと。カメラバッグを抱えた五條さんが、嬉々として撮影を続ける。
撮影を終えて、今度は磐梯吾妻スカイラインを下り、帰京する。
帰路の東北自動車道で、試したいことがあった。それは車線変更をサポートしてくれる「アクティブレーンチェンジングアシスト」で、往路では正直なところ、本当にそこまで任せていいものか不安だったのだ。
しかし丸一日ともに過ごしたことで、Cクラスへの信頼感は盤石となった。高速道路で「アクティブレーンチェンジアシスト」を作動させると、周囲の安全を確認してから、車線を変更。ハンドルに軽く手を添えているだけで、スムーズに隣レーンへと車体が移動していった。まさに浄土平で見た景色と同じくらい、テクノロジーの進化に驚かされた瞬間だった。
こうして、「日本で最も美しい峠道」を訪ねるドライブは、とても充実したものとなった。
ABOUT CAR
Mercedes-AMG C 43 4MATIC(BSG搭載モデル)
;Resize=(600,450))
※ 車両の仕様・装備は、撮影時点の仕様であり、日本仕様と異なる場合があります。