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エアバック
エアバック
*世界初のエアバッグ開発に携わったメルセデス・ベンツの先駆者たち。左から4番目が、開発責任者のグントラム・フーバー。
シートベルトを装着して初めて活きるSRSエアバッグ。その開発に、メルセデス・ベンツは13年の歳月をかけました。
シートベルトの進化、特にシートベルトテンショナーの開発によって、万一の衝突時に乗員が受けるダメージを大幅に軽減することが可能になりました。メルセデス・ベンツはしかし、それだけでは満足できませんでした。実際の事故調査を重ねていくなかで、シートベルトの乗員保護性能を助けるための、さらなる安全装置の開発が必要と考えたのです。
1967年、メルセデス・ベンツは、エアバッグの開発という、まるで手がかりのない前人未踏の分野に踏み出しました。実車による衝突実験約250回、衝突実験用の台車を用いた実験約2,500回、エアバッグ単体の実験約1,000回、実験のための総走行距離3,000万km以上。そして1980年、実験と検証に明け暮れた13年ののち、メルセデス・ベンツはついに世界初のSRS*エアバッグを開発したのです。
それから四半世紀近くを経た現在、SRSエアバッグはメルセデス・ベンツの全乗用車に標準装備されています。シートベルトとの組み合わせによって、乗員の保護効果を大きく向上させるSRSエアバッグ。これもまた、人命を最優先するメルセデス・ベンツの情熱が実現した安全技術なのです。
*SRSは、Supplemental Restraint System(乗員保護補助装置)の略称。
フルサイズのSRSエアバック
フルサイズのSRSエアバック
メルセデスが標準装備するSRSエアバッグは、乗員保護性能のより高いフルサイズ型です。
世界初のSRSエアバックまでの13年。
1967年、エアバッグの開発はスピードとの闘いから始まりました。厳格な衝突実験によって検証を重ねた結果、エアバッグは前方からの衝撃を感知して0.03秒以内に展開しなければ効果がないことが明らかになったのです。このスピードを実現するために、衝突センサー、エアバッグの大きさや素材、ステアリングパッド内へのエアバッグの収納方法、折り畳み方など、何もかもが初めての様々な課題をひとつひとつ完璧に解決していきました。
また、エアバッグを展開させるための火薬式ガスジェネレーターの採用に当たっては、幾度もの実験を繰り返してその安全性を実証し、当局の認可を取得。そして1980年、世界初のSRSエアバッグが量産車のSクラスに採用されたのです。
前席と後席のSRSサイドバッグとSRSウインドウバッグ
前席と後席のSRSサイドバッグとSRSウインドウバッグ
側方からの衝突時に、乗員の頭や胸がドアやドアウインドウ、ピラーなどに直接当たることを防ぎます。
※上の写真は撮影のために運転席・助手席エアバッグ、フロント&リアサイドバッグ及びウインドウバッグを同時に展開させたもので、実際の作動状態とは異なります。
安全性は全てのモデルに平等です。
1997年までに、メルセデス・ベンツはすべての乗用車に、運転席と助手席のSRSエアバッグ及び前席のSRSサイドバッグを標準装備しました。現在ではさらに、後席のSRSサイドバッグ、SRSウインドウバッグ、またSRSヘッドソラックスサイドバッグの採用を拡大しています。しかも、運転席と助手席のSRSエアバッグを乗員保護効果の高いフルサイズ型としたうえで、衝撃の大きさに応じて展開の程度を2段階に制御する機能を開発。衝突の衝撃が一定の基準より軽度な場合には、SRSエアバッグの展開力を衝突の状況、乗員の体重により最適化することで乗員への負担を軽減し、より大きな衝撃に対してはフルに展開させます。
また側方からの衝撃に対しては、SRSサイドバッグやSRSウインドウバッグを開発したほか、センターピラーのないSLクラスとCLKクラス カブリオレの運転席と助手席には、SRSヘッドソラックスサイドバッグを採用。万一の際に乗員の胸から頭部にかけて大きく展開し、シートベルトを正しく装着した乗員の身体がサイドウインドウに直接あたることを防ぎます。
SRSヘッドソラックスバッグ
SRSヘッドソラックスバッグ
オープンボディのSLクラスとCLKクラス カブリオレに採用。側方からの衝突時、運転席と助手席に内蔵されたエアバッグが上方に大きく展開し、乗員の保護を図ります。
そして子供の安全性を守るための配慮。
メルセデス・ベンツでは、純正のセンサー付チャイルドセーフティシート装着時や、助手席に加わる荷重が約12kg以下*の場合に、助手席のSRSエアバッグが作動しない装置を全乗用車に採用しています。
※エアバッグは、シートベルト着用を条件にその効果が発揮されます。原則として衝撃が軽度の時、また一度展開した後には作動しません。運転席・助手席エアバッグは、前方からの衝撃により作動し、側面及び後方からの衝突や横転・転覆時には作動しません。サイドバッグ及びウインドウバッグは側面方向からの衝撃により作動し、前方及び後方からの衝突時には作動しません。
※安全のため全乗員のシートベルト着用をお願いします。写真の車両は日本仕様と異なります。詳細及び注意事項については、車両ご購入後に取扱説明書をお読みください。